スマートフォン向けの撮像素子の高画素化に伴い撮像レンズの高性能化に対する要求はますます高度化しています。日精テクノロジーは小さな鏡筒内に多数枚のレンズを配置するため薄肉のレンズでありながら、レンズ面形状を超精密成形する技術を確立し海外工場で量産を進めています。
自動運転に向けADAS（自動運転支援システム）用センシングカメラに対する期待は非常に大きくなっています。日精テクノロジーの車載向け撮像レンズは高い信頼性を実現するために高耐熱樹脂に対応した超精密成形技術、反射防止成膜技術の確立に取り組んでいます。

フレネルレンズはレンズの屈折する曲面部分を切り出し、レンズの厚みを薄くした構造です。
プレート状のレンズや片面がフレネル面になったハイブリッドレンズが実現できます。
従来のレンズの片面を非球面フレネルレンズにした樹脂レンズも対応可能です。

「光を自由に操りたい」という光学技術者の夢をかなえる自由曲面レンズは光応用機器の適用範囲を大きく広げる新しい技術としてお客様の期待も高いものがあります。自由曲面レンズは使用目的に応じて多くの種類の定義式であらわされます。日精テクノロジー独自の加工プログラムと面形状測定評価プログラムをお客様のニーズに合わせカスタマイズし、超高精度のものづくりで応えています。

通常のレンズは回転対称なレンズ面から構成されていますが、シリンドリカルレンズは一方向の断面にのみ屈折作用を持つ特殊なレンズです。超精密金型加工技術を展開して超高精度なシリンドリカルレンズ面を金型に創成し、超精密成形技術と母線角度測定技術により品質の安定した製品をレーザービームプリンタの主要構成部品として、海外工場で量産しています。